ECサイト未経験者がEC業界で働くためのたった3つの具体的な方法

「ECサイトの仕事をしてみたいけど、経験がない。。」
「未経験者でも通用する世界だろうか?」

新卒の方も、中途採用の方もEC業界で働きたい!と思ったのなら、それはとても良い選択です。なぜならEC業界は、右肩上がりに成長を続けている市場にも関わらず、ECサイトの運営経験者は少なく、EC業界は慢性的な人手不足だからです。

では、ECサイトの未経験者が、EC業界で働くにはどうすれば良いのでしょうか?

人手不足の業界ですから20代前半であれば、未経験でもポテンシャル採用してくれる可能性があります。しかし、20代後半の方や、30代の方が未経験でEC業界に入ろうするには、カンタンではありません。

でも、安心してください。本日はインターファクトリーでシニアアドバイザーを務めている筆者が、未経験者でも、ECサイト担当者と同じ経験を積む3つの具体的方法を解説いたします。この方法は、今すぐ誰でも実践できる方法なので、EC業界に本気でチャレンジしたい人は一読ください。

ECサイト担当者はどんな業務を行うのか?

※3つの手法を説明する前に、ECサイト担当者の仕事や、募集要項について解説いたします。

まず、ECサイト運営には大きくわけて7つの業務があります。

①WEBマーケティング
②商品企画
③商品撮影
④顧客対応
⑤システム担当者
⑥在庫管理
⑦梱包・発送業務

ECサイト担当者の仕事は幅広く、売上をあげるためには、検索エンジン対策、顧客対応や発送まで何でも行います。この記事では詳しく業務を解説しませんが、詳しくEC業務を把握したい方は下記記事をご覧ください。

ECサイト運営者・担当者になりたい人のための7つのEC業務を解説

募集が多いECサイト運営・管理の仕事!でも入社可能なのか?

現在、東京を中心に多くの企業がEC担当者を募集しております。そして掲載されている年収は比較的魅力的に感じることでしょう。私の10年以上の経験から、年収例を下記に紹介します。

◆EC業界の年収例
35歳でECサイト担当経験8年
==>年収700万円
30歳でECサイト担当経験5年
==>年収550万円
25歳でECサイト担当経験2年
==>年収400万円

これらの求人には”未経験者歓迎”あるいは”業界経験不問”と書いてありますが、鵜呑みにしてはいけません。

実際にECサイトの未経験者が対策せずに、そのまま職務経歴書を送っても、書類選考で断られることがほとんどです。なぜなら現在ECを含むIT業界は、慢性的な人手不足であり、”経験者のみ”と告知しても全く人が集まりませんから、ほとんどの募集告知が”未経験者OK”としているのです。

しかし、残念ながら”未経験者OK”としながら、企業側は経験者の採用を考えていたり、未経験者でも第二新卒だけを対象していることがほとんどです。今時は大手IT企業の募集告知であっても”未経験者OK”となっており、20代後半あるいは30代の方が、ECサイト業務の経験無しで応募しても、書類選考でほとんど落とされてしまいます。

そうならないためにも、書類選考で合格するために準備しておくべき3つの具体的方法を解説いたします。

未経験者がEC業界で働くためのたった3つの準備

準備①自分で購入するもの全てをECサイトから購入する

ベテランのECサイト経験者であっても、なかなか身につかないのがECサイトで購入するユーザーの気持ち、つまり「ユーザー目線」です。購入で真剣に悩んでいるユーザーほど、文言や写真一つで「購入するか?しないか?」を決定する場合が多いのです。それはどういうことなのいか?具体的に私の経験を説明しましょう。

ワイヤレス充電器を買う時のユーザーの気持ち

3年前にAmazonでスマホが充電できる「ワイヤレス充電器」を探しておりました。私のスマホは「Android」です。アマゾンの検索窓に「ワイヤレス充電器」と入力しました。

◆Amazonの画面

そうすると各社からいろんなワイヤレス充電器が、下記のように一覧で表示されました。※商品名などにボカシを入れております。

その時、私は充電器こだわりはなかったので、安ければ良いと考えておりましたが、なかなか購入すべき充電器が見つかりません。当時はワイヤレス充電器が普及しておらず、私のAndroid端末に対応しているかどうかが不安だったからです。実はどの充電器を選んでも問題なく使うことできたのですが、その時は気づいておりませんでした。

しかし、ある商品が唯一、私のAndroidの端末が対応しているとの表記があり、安くはなかったのですが、その表記された充電器を買いました。なぜなら一番安心できたからです。

 

つまり、あなた自身がECサイトのユーザーとして「数多くあるECサイトの商品の中で、なぜそれを選んだのか?」という経験が、ECサイトで売上を伸ばす上でとても大切になってきますし、選んだ理由が言語化されていると、他の人に明確に伝えることができます。

その経験を積むためには、日用品から趣味のものまでを、全てECサイトで購入する習慣をつけて、そしてただ単に買うだけではなく、多くのECサイト・商品から「なぜそれを購入したのか?の理由」をスマホでメモしてください。そのメモがそのままあなたのECサイトの経験につながるからです。

具体的には、下記のようなメモです。

◆なぜ?そのECサイトで、「それを」購入したのか?の例

・写真が多く掲載されており、特にジーンズとのコーディネートは買う理由になった
・私と同じような体形の人の、着た感想が掲載されていた
・返品保証されているのは、このECサイトだけだったから
・Googleで検索したら、1番上に出てきたから
・体験談のブログで紹介されていたから

また、どうして、そのECサイトで買わなかったのか?そのメモも役に立ちます。

◆なぜ、そのECサイトで買わなかったのか?

・購入を決定するには写真が少なかった
・私のスマホが対応しているのかが、説明文からはわからなかった
・サイトのデザインが古く、クレジットカード番号を入力するのが不安だった
・聞いたことないECサイトだったから

このような経験は、ECサイトのマーケーティングにかなり役に立ちますし、職務経歴書への応用や、面接の際にも活かすことができます。下記の例を参考にしてください。

◆職務経歴書の自己PR欄の例

日常の買い物は全てECサイトで行っており、購入したものは「なぜ、そのECサイトで、その製品を購入したのか?」あるいは購入しなかったものには「なぜ購入にいたらなかったのか?」を全て記録して、ECサイトにはどのような訴求(写真や商品説明文)が必要なのか日ごろから研究しております。ECサイトを利用するユーザー心理は誰よりも理解しており、この経験を貴社ECサイトで活かしたいと考えております。

◆面接での受け答えの例

①EC企業の面接者「うちのECサイトをご覧になりましたか?」

②あなた「はい、面接を受ける前に、貴社サイトでキーケースを購入してみました。まるで実物を見ているような多くの写真が用意されており、ユーザーも検討しやすいのではないかと思いました。」

③あなた「ただ一方で、サイズ感については説明が少なく、実際のユーザーのサイズ感についての感想があると、より購入に結びつくと考えます。私は自分の買い物を全てECサイトで行い、買い物の度に、どうしてそれが購入に至ったのか?を自分の体験として日ごろから研究しており、その時のメモをスマホに全て記録しております。ユーザーの気持ちを理解することに関しては誰にも負けません。この経験を貴社で活かしたいと考えております。」

このように、ECサイトの経験がなくとも、かなり説得力の高いアピールを企業にすることが可能です。そして、実際にECサイトで売上をあげるために、ユーザー目線を理解することは重要なスキルになってきますから、EC業界を目指す未経験の方には有効な手法です。

Amazonや楽天、あるいはZOZOTOWNのような有名ショッピングモールだけの購買経験では、発見も限られてきますので、様々なECサイトで購入してみる方が良いでしょう。

さらに、この作業に慣れてきたら、家のポストのチラシや実店舗のPOPにも注意を払ってみてください。それらがどのようにインターネット(ECサイトに限らなくて良いです)に誘導しようとしているのか?誘導文言は?実際にWEBを見たときに感じた違和感は?など全てメモを取ってみてください。

この作業はWEBマーケティングのスキルと直結します。EC担当者じゃなくとも、このスキルを伸ばすことは誰でも可能なことなのです。

 

準備②メルカリやYahooオークションで、仕入れて販売し儲ける

EC担当者は経営者に感覚が近く、単に注文数を増やし、売上をあげることではなく、利益を最大化することが求められます。利益を出すためには、売れそうな商品を安い金額で仕入れて(企画して)、利益が出る金額で値付けを行い、魅力的な写真や文言訴求でECサイトに掲載し、販売を行います。

そのほとんどの手順は、メルカリやYahooオークションで再現可能です。※”せどり”という手法です。

いつかEC担当者になりたいという人は昼休みや休日に「アウトレット」や「中古量販店」あるいは、セール品を見に行きます。そして安い商品を見つけたら、メルカリやYahooオークションでいくらで販売されているかスマホで調べてみてください。

オークションより安い金額で売っていれば、それが利益です。そこから、送料なども、下記のように計算に入れてみてください。

◆せどりの例

オークションでの平均相場(4,000円) < 仕入れ値(2,000円) + 送料(500円)
===> 1,500円の利益の可能性!

この経験は、EC担当者の仕事と大差がありませんし、やってみると結構楽しいです。メルカリなら相手の名前や住所を知らなくても取引ができるので、ストレスもありません。

ただし、給与以外で年間所得が20万円を超えると、青色申告が必要となりますから、現在就業中の方はその点を注意してください。気になる方は下記のリンクを熟読してください。

参考リンク:オークションで年間20万円以上売り上げれば

メルカリやYahooオークションに掲載する写真や説明文は、そのままECサイトのマーケーティング活動と全く同じです。どうしたら売れるのか?を追及していくのです。こういうったことを経験すると

あなた「ECサイトの経験はありませんが、今年はメルカリで10万円を稼いでおります。最初はなかなか売れなかったのですが、商品説明文の書き方を変えると劇的に売れ始めました。細かい改善やコツコツ効果測定するのが大好きで、この改善経験やノウハウは貴社ECサイトの訴求に活かせると考えております。」

このようなことも、サラリと面接官にアピールする事ができるはずです。また

あなた「Yahooオークションで、梱包の際にメッセージカードを入れたり、ちょっとしたオマケを一緒に梱包することで、トラブルを防ぐだけでなく、出品者の評価とともにコメントをくれる確率が増えて、信頼を作ることができました。ちょっとした事でも購入者が喜んでくれますので、そこで培ったノウハウを貴社で活かしてみたいです。」

このようにネットオークションの経験は、ECサイトの経験に直結します。

準備③ECサイトオーナーになって、ECサイトを運営してみる

誰でもすぐにECサイトを無料で運営することができます。それはBASEやSTORE’S.jpという、無料のECサイトプラットフォームがあり、まるでFacebookのアカウントを作るような要領で、たった30分程度であなた専用のECサイトを構築することができます。

詳しくは下記の記事を読むか、あるいはBASESTORE’S.jpの公式ホームページをチェックしてみてください。

【全方式】ECサイトの作り方|個人から企業ECサイトまで

非常にカンタンにECサイトが作ることがわかります。しかし、ここで皆さまが頭を悩ますのが

EC未経験者「ECサイトがカンタンに作れることがわかったけど、何を売ればいいんだろう?」

といった悩みだと思います。もし、販売できそうな趣味やモノがある場合は良いのですが、そうではない人がほとんどだと思います。

その場合は「家のいらないモノ」を出品してしまいましょう。例えば、着なくなった服や、使用していない家具や食器もいいでしょう。しかし、

あなた「いらないモノなんて、誰も買わないし、メルカリで売った方が早いじゃないか!」

と思うかもしれませんが、ここで重要なのは、「ECサイトを自分一人で立ち上げて、運営してみる経験」です。例えば商品を撮影して、ECサイトにアップロードし、商品説明を書く作業は、実際のEC担当者の作業と完全に同じ経験です。売れなくてもECサイトを構えるだけで十分な経験です。

「もし売れちゃったら!どうしよう!」と悩んむ方もいるかもしれませんが、広告費ゼロ円で初めてのECサイトの商品が売れることは奇跡に近いことです。

なぜならインターネットで個人が1円でも儲けるには、最低でも半年はかかります。私も4年前にインターネットでお金を稼いだことがありますが、WEBマーケティングのプロの私でも1000円を獲得するのには1年かかりました。

インターネットでモノを売るのはカンタンではありません。しかし、売ることにチャレンジすることは最も良い経験ですが、まずは商品写真のアップロードから決済方法まで、どのように行えばよいのか、まずECサイトを作って一通り経験してみてください。

ECサイトの見栄えが整い、URLやサイト名を職務経歴書に書けば、大きなアピールになります。採用担当者も自分でECサイトを運営している方には興味を持つはずですし、何より書類選考を通る可能性は格段にあがります。

できれば、いろんなECプラットフォームを触ってみて、それぞれのシステムの特徴を自分の体験ベースで語れると、ECに関するITリテラシーを高めることにつながります。

EC未経験者の方へ最後に

未経験者が、その分野においてノウハウを積むためによくある方法は

「関係者の本を読め!」
「セミナーに参加するのが良い!」
「経験者の話を聞け!」

というのが一般的です。しかし、実務経験無しで、本や人からで学んだ言葉や考え方を武器に面接を受けても、一般論に主張が終始しても、面接者の心に響かないでしょう。

企業は当然、スキルや経験が重要視します。しかし、それと同じくら重要視するのは、情熱であり、その情熱を裏付けるエビデンスです。

本日解説した3つの方法は、誰でもすぐに試すことできる方法であり、情熱を裏付けるエビデンスとして有効ですし、スキルと経験にもつながります。

私たち、EC業界は、あなたの力を必要としています。是非、この業界にチャレンジしてみてください。

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