新卒・中途が読む!アマゾンの特徴を分析!アマゾンの7つの強みとは?

「Amazonって、どうしてあそこまで大きな企業になったのか?」
「Amazonの強みってなんだ?」

日本では、ネットで買い物と言えば「Amazon(アマゾン)」という習慣がすっかり定着しました。日本貿易振興機構(JETRO)が2017年に公表したデータによると、日本でのAmazonのシェアは楽天を抜き、20.1%になり国内首位になりました。

Amazonの強みとは、Amazonのサイトの使いやすさから、翌日配送、AWSというクラウドサービスまで、様々ですが、その源泉になっているのは、Amazonの徹底した顧客目線の考え方なのです。Amazonの社長ジェフベゾフの「競合を見るな!顧客を見よ!」という発言からもこの考えを伺うことができます。

それでは、本日はインターファクトリーで、シニアアドバイザーを担当している筆者がAmazonの特徴を7つの強み分けて、これからAmazon社を目指す人向け(中途・新卒)に、それぞれ解説いたします。

強み①使いやすいAmazonのサイトは、お店の宣伝がなくシンプル!

この点が、よく楽天市場とAmazonが比較される点です。楽天市場は出店型、Amazonは出品型という違いがあります。

出店型とは、ショッピングモールに自分のお店を出店するイメージです。下記画像をご覧ください。

◆出店型の商品ページの例(楽天より)

 

 

 

 

 

 

 

このように、商品の靴以外にもお店の宣伝や、注意書きが多数書かれております。ユーザーにとっては、商品の靴の情報だけを見たいのですが、お店の情報も多く掲載されています。これはお店側には「ブランディングができる」というメリットがありますが、ユーザーには、あまりメリットがありません。

一方で、Amazonの場合は、出品型です。

◆出品型(Anazonの商品一覧画面)

 

 

 

 

このように商品がメインとなるため、シンプルで使いやすいのが特徴ですが、ユーザーにとって利便性が高くなる一方で、出品社の企業には、「ブランディングができない」デメリットがあるため、Amazon内での価格競争に陥りやすいデメリットがあります(楽天でも価格競争に陥りがちですが、Amazonの方がその傾向が強めです)。

しかし、ユーザーの支持されるところに、人が集まるように、出品者(事業者)も集まるために、小売の大手企業であっても、売上を上げるためにAmazon(や楽天)などのショッピングモールに頼らざるを得ない状況なのです。

強み②抜群の集客力!

なぜ、日本中の人がAmazonを使うのでしょうか?大きい理由は、インターネット黎明期の2000年11月1日から、Amazonは日本語版のサイトを立ち上げており、楽天の1997年につぐ速さです。まずはこの先行者メリットが大きいのですが、そもそも利便性の高いサイトでなければ、生き残ることはできません。

当初は日本市場においては、楽天が優勢でしたが、2018年現在では1.3兆円の売上高を誇るAmazonが日本市場においてもナンバー1となっております。

参考記事:アマゾン日本事業の売上高は約1.3兆円【Amazonの2017年実績・施策まとめ】

ここまで、日本市場(世界もそうですが)にAmazonが広まると、人々はGoogleの検索エンジンから欲しい商品を探すのではなく、Amazon の検索窓で直接商品を探すようになってきているのです。下記のデータをご覧ください。

◆Amazonから検索を始める人は55%!(2015年 vs 2016年)

 

 

 

 

 

データ引用先:「どれ買おうかな」がGoogleからAmazonへ。検索エンジンのショッピング利用が減少傾向【ネッ担まとめ】

このデータは全米を対象としたものですが、年々、検索エンジンではなく、Amazonで直接商品を検索する人が増えているのです。小売業にとっては、難しい問題です。Amazonに出店すれば、商品が売れるのですが、ブランディングがしづらいため、価格競争に陥りやすいデメリットがあるからです。

強み③即日配送

ネットショップが、実店舗に劣っている点は、いくつかありますが、そのうちの一つが「購入後に、商品がすぐに手に入らない」という点です。

しかし、Amazonは2015年に「Amazon Prime Now」というサービスを開始し、都内や一部地域にたいして、日用品を中心とした即日配送を開始しました。好きな時間が選べる上に、たった1時間で届くので、その利便性はかなり高いです。

特に需要の高い日用品をAmazonで、購入するようになれば、家電、家具、文房具、服といったあらゆるものが、Amazonで購入するようになる可能性を秘めています。競合の楽天も「あす楽」という翌日配送をサービスを開始しましたが、即日配送のAmazonにスピードで劣っております。

一方、ユーザーには利便性が高いサービスであっても、それを実現する配送業者にかかる負荷は大変なもので、その証拠に2017年にヤマト運輸は、負荷があまりにも多いため、即日配送サービスから撤退してしまいました。現在は、デリバリープロバイダーと呼ばれる地域限定の配送業者が、その役目を担っています。

下記図は東洋新聞の「アマゾン「当日配達ドライバー」の過酷な実態」から引用した図です。

 

 

 

 

 

 

 

 

デリバリープロバイダーは、配送品質は、ヤマト運輸と比べると劣るために、ユーザーからは数多くの不満の声が上がっており、配送品質を上げつつ、配送人員を確保するのがAmazonの課題です。

強み④Amazonは実は物流の会社!最大の強みは物流網!

下記の記事による、楽天とAmazonも創業時期はだいたい同じであり、日本においては、当初は楽天の方が有利であったと書かれています。

参考記事:EC業界を牽引してきたAmazonと楽天 物流投資の差が成長性の差に

なぜなら、楽天は、出店業者に楽天市場上のスペースを貸しているだけであり、自社でコストが非常にかかる物流網を、わざわざ自社で持つ必要がなかったのです。その点、Amazonは、物流網の整備を完全に自社で行うために、時間と費用が莫大にかかりました。

しかし、最高の物流網を作ってしまえば、大量に仕入れることで、その分コストを削減できるスケールメリットを活かすことができ、商品をどこの企業よりも安く仕入れることが可能です。

また、全国16か所にある巨大物流センターをかかえるAmazonは、競合他社を圧倒する物流の効率化を実現しており、この点こそ、Amazonの最大の強みになっているのです。

強み⑤Amazon Primeで映画や音楽でユーザーを囲い込み!書籍ではKindleが電子書籍市場を席巻!

Amazon Primeとは、映画や音楽を楽しめる年間3,900円(月額の会員は月400円)サービスです。2018年の4月に世界でのAmazon Primeの会員数が1億人を超えたという声明がありました。日本の会員数は不明ですが、おそらく何百万人という単位になるでしょう。

参考記事(日本経済新聞):米アマゾン「プライム会員」が1億人突破 会員数を初めて公表 

Amazon Primeは先に紹介したように、Amazon Prime Nowという当日配送サービスも受けられるようになり、動画や音楽の無料視聴という切り口で会員数を増やし、結果Amazonの利用者を増やすのが目的です。

また、Amazonの利用者の属性は、楽天と比較すると30代以上のITリテラシーが高い層とAmazonの相性が良いのですが、逆に楽天が好きな主婦層とは相性が良くありませんので、こういったサービスを、通常Amazonが使わない層が利用することで、Amazonの囲い込みがより大きな規模となるでしょう。

その他にも、周辺サービスでは、電子書籍ではKindle、スマートスピーカーでは、Amazon Echoなど、Amazonの会員数をふやし、Amazonの本体との利用とシナジーを生み出しているのです。

強み⑥AWSは大規模ECサイト「Amazon」のノウハウを展開したサービス

Amazonの強みは、BtoCだけではありません。BtoB事業においても大きな影響力を及ぼしております。それが「アマゾンウェブサービス」つまりAWSというクラウドサービスです。

このクラウドサービスをカンタンに説明すると、企業のシステムや、あるいはアプリケーションなどは、サーバーが必要になりますが、クラウド上に、このサーバーを提供しているのが、AWSとなります。

同様のクラウドサービスは、IBM、Micorosoft、NTTデータなどあらゆる世界中の大手ITベンダーから提供されていますが、コスト、機能性、セキュリティーの面で、圧倒的に優位に立っており、この市場で33%というナンバー1のシェアをとっているのです。

◆世界のクラウドサービスシェア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラフ引用先:2018年第1四半期、クラウドインフラ市場でAWSのシェアは揺るがず33%前後 Microsoft、Googleが追撃

元々Amazonは自社のショッピングモールのための、インフラを構築しておりました。Amazonのユーザーは1日、何億というユーザーからのアクセスに耐えるサーバーを構築する必要があり、そのノウハウを、他社に提供したことが、AWSの由来です。

余談ですが、小売事業者が、Amazonに自社商品を出店するか、あるいは自社でECサイトを作るか?という選択がありますが、仮に事業者がECサイトを構築することを選択しても、ECサイトのシステムのサーバーはAWSのプラットフォームが採用されることが多く、そういう意味では、Amazonは、EC市場をより広く独占していると言えます。

強み⑦Amazonの強さの源泉は徹底したユーザーの利便性の追及の結果

ここまではAmazonの6つの強みを紹介しました。7番目の強みは、ユーザーの利便性の追及です。以下は、Amazonの代表のジェフ・ベゾフの言葉です。

ジェフ・ベゾフ「競合を見るな。顧客を見ろ」

参考記事:「競合を見るな。顧客を見ろ」–Amazonの徹底した顧客志向に関するベゾスのインタビューが超よかった

全ては、この考え方からサービスが生まれているのです。

サイトのユーザービリティや即日配達、物流網、さらにはAWSまで、一見バラバラの強みに見えますが、根底にあるのは、Amazonの徹底した顧客への利便性への追及です。

即日配達や、サイトのユーザービリティの追及だけではなく、AWSも、サイトが止まらないように、クラウドサービスに磨きをかけた結果が世界一のサービスを生み出しており、全てが顧客への利便性に基づいたサービスなのです。

この点こそが、Amazonのアイデンティティと言えるでしょう。

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