新卒や未経験者がIT系で就職するために覚えておくべき概要と5つのコツ

「IT系って興味あるけど、どんな感じなのかな?」
「未経験でもITエンジニアになれるのかな?」

新卒の方や、未経験の方がIT系に興味を持って、働いてみたいという方は多いです。IT系の人材は常に不足しており、一定のITスキルを身につけることができれば、一生仕事に困ることがありません。

ただし、IT系の職種は幅広く、職種によって身につけるスキルや経験で月収も大きく異なるので、事前に職種やIT系の概要を理解しておきましょう。

本日はインターファクトリーで、シニアアドバイザーを担当している筆者が、IT系で就職したい人のために、詳しく解説いたします。

IT人材は国内で2020年に「30万人」も不足する!

IT系の人材不足は深刻です。下記のグラフをご覧ください。2020年には、IT人材は日本国内で約30万人も不足します。

 

 

 

 

 

 

 

画像引用先:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(経済産業省)

つまり、IT系の人材は国内では恒久的に不足することが予想されており、ITエンジニアや、ITに関する仕事であれば、「仕事がなくなる!」という事態は考えにくいのです。

生涯にわたって仕事をしたい!安定したいという方は、ITエンジニアは失業のリスクの少ない職種であることが、この表からもわかります。

AIはIT人材の仕事奪わないのか?

「AIが仕事を奪うから安泰ではない!」と考える方もいると思いますが、AIが利用される世の中になれば、AIを作るエンジニア、AIのアウトプットを確認する仕事など新しい仕事が生まれますし、また、そもそもAIを使うにもコストがかかります。費用対効果の関係で、AIよりも人間が仕事した方が安い場合など、引き続き人間が仕事をすることになります。

また、AIはアウトプットの最適化は得意ですが「どうして、その結果になるのか?」という、アウトプットの過程を説明したりや因果関係を説明することが苦手です。こういった背景からも、AIのアウトプットはブラックボックス化しやすい特徴があるため、AIが医療や社会インフラのシステムなどに使うのはリスクがあるため、完全にAI化する世の中は、カンタンにはやってこないのです。

このような理由から、AIがITエンジニアの仕事を奪う未来は、筆者は50年も先であると予測しております。

IT系の年収は職種によって決まるから、事前に良く調べてみよう

IT系で、年収1,000万円を超えることは珍しくありませんが、IT系の全職種の年収が高いわけではありません。たとえば、IT系でもコールセンターの対応スタッフの平均年収は390万円ですが、ITコンサルタントにもなると、平均年収は928万円で、大きく異なります。

過去記事:【全紹介】ITの年収を16の職種別に解説!平均年収390~928万円が相場

IT系といっても、職種間で結構な開きがありますから、就職後に「何も知らなかった」では済まされません。事前によく平均年収やキャリア、仕事の内容を確認しておきましょう。上記にリンクに各職種を詳しく解説しております。

IT系の中には「システム開発」と「インターネット業界」があり、区別をつけよう!

厳密に定義があるわけではないが、IT系と一括りにしても、全く仕事が違う2種類のジャンルがあります。

◆IT系の中の2つのジャンルの例

(1)システム開発の業界の仕事の例
「英会話スクールの受講生の出席管理システム」
「年金の管理システム」
「大手家電会社の商品管理システム」

(2)インターネット業界の仕事の例
「体重を管理するスマホアプリ」
「リクナビやマイナビなどのWEBサイト」
「化粧品会社のECサイト」

上記の二つの例を見て、理解できたと思いますが、システム開発は、企業(団体)が主に自社で業務に使うためのシステムであり、インターネットを使わないケースも多数あります。それに対して、インターネット業界は、主にクライアントに提供するためのWEBサービスやアプリの開発になり、インターネットを経由して、サービスや商品を提供するものです。

筆者のおススメは断然、インターネット業界です。なぜなら、最も新しい産業であり、SNSやUberなどインターネットを活用したサービスが世界中で誕生しており、日本でもZOZOTOWNやメルカリなど新しいサービスが生まれており、動きが激しく非常に面白い業界だからです。

また、インターネット業界は、オフィスの内装にお金をかけたり、福利厚生が手厚い企業も多く、なにより、世の中にない新しいサービスに携われるのは大きな魅力です。

IT系は文系でも全く問題ありません!特にインターネット業界はチャンスが多い!

IT系を目指す方は、文系出身者でも全く問題ありません。IT系の筆者も文系大学出身ですから、例えば、文学部であったり、仏教学部であっても何ら問題はありません。

ただし、「AIエンジニア」や、ビックデータを扱う、研究職などは、理系の大学院生クラスでなくては難しいですが、システム開発や、アプリ開発なら、多数の文系出身者も多く、問題はありません。また、私の知り合いには、IT系で働いている多数の高卒出身者がいますが、中にはマネージャクラス以上の人材もおり、実力が評価されやすく、学歴が差となることは少ない印象です。

また、IT系は大手のSIerに入社するには、学歴も大きく考慮されやすいですが、インターネット業界などは、元気と気概があれば、結構入社できてしまいます。また、インターネット業界は特に人手不足な業界ですから、経験者は大歓迎されます。

最初に入社するIT関連会社が、第一希望ではなかったとしても、2~3年も経験すれば、入社したい会社に入社することができる可能性が高まります。

IT系と言っても「エンジニア」だけではない!

IT系というと、SEやプログラマなどITエンジニアを連想するかもしれませんが、多くの職種が存在します。

◆IT系のエンジニア・開発(ホームページ作成を含む)以外の職種

①営業
②経営企画
③WEBマーケティング
④コンテンツクリエイター
※ここでは人事や総務、経理などIT系の特色が仕事に出にくいものを除いております。

IT系で不足しているのはエンジニアだけではありません。これらの4つの職種も不足しております。特にWEBマーケティングの経験者は、業界で少ないため、WEBマーケティングのノウハウを経験すれば、当面仕事に困ることはありません。

筆者もフリーランスのWEBマーケターですが、地方のスクールからクラウドビジネスの会社のマーケティングまで、全国から仕事の声がかかります。

コンテンツクリエイターとは、WEBのコンテンツを作る人材のことであり、具体的にはブログ記事やキュレーション記事のコンテンツを作る人材のことです。クラウドソーシングには1文字1円以下で書く人材が多くいますが、実績(SEOやバズマーケティング)を作れば、サラリーマンの平均年収を超える高収入を得ることもできますが、それは稀なケースで、実績を作れなければ、ずっと低い単価で膨大な作業を請けなくてはなりません。実績を作れる人は1000人に1人くらいですから、難しい職業です。

IT系で働く人が行うべき5つのコツ

それでは、IT系の人材の現状や、収入などがわかったところで、新卒者や未経験者がIT系で働く前に行うべき5つのステップを紹介します。もちろんこのステップを行わなくても、与えられた仕事をベストを尽くせば、結果を出すことはできますが、何も知らない人が成功確率を高めるコツと思って読み進めてください。

これから紹介するコツは、IT業界で20年近く働く、筆者の経験から絶対に身につけた方が良い5つのコツです。

コツ①最新の業界情報を読む習慣を身につける

未経験者が、IT系に入社して最初に困るのは、業界の話や単語がわからず、話についていけないことです。私も、10年前にIBMグループに所属してましたが、最初は横文字が多く、先輩の話に全くついていけなかった経験があります。会社に入社しないとわからないこともありますが、なるべく業界ニュースに事前に触れて、業界用語に慣れておくべきです。

筆者が今でも、チェックしているのは、下記の5つのIT系メディアです

①商業界オンライン:http://shogyokai.jp/

②ネットショップ担当者フォーラム:https://netshop.impress.co.jp/

③IT media NEWS:http://www.itmedia.co.jp/

④アスキー:http://ascii.jp/

⑤CNET Japan :https://japan.cnet.com/

それぞれアプリがあったり、キュレーションアプリで登録もできるので、これらのメディアを参考にして情報収集する習慣を身につけてください。

コツ②なんでもググる習慣をつける!情報収集能力

未経験者や新卒が人に聞くのは恥ずかしいことではありません。しかし、わからないことであっても、一度ググって(Googleで検索してから聞く)から、人に聞く習慣をつけましょう。その理由は、一度Googleで調べて、自分なりに理解してから、人に聞いた方が、理解の速度が速まるのと、記憶の定着が良いからです。

人に聞いただけでは「そんなものか。」と思いますが、いったん自分で調べて自分なりの解釈をしてから「〇〇先輩、これって、Googleで調べたら、こう書いてあったのですが、つまりこういことですか?」という感じで聞くことで、頭の中で整理して、過去の体験や関連記憶を結び付けて聞くことで、より理解が深まるからです。

若い方はスマートフォンでアプリ慣れしているためか、あまりGoogle検索をしない傾向があります。Googleの検索結果が完璧ではありませんが、それでも、ほとんどのことは、インターネットに書かれています。周りに聞く前にまずはググってみる習慣を身につけましょう。

コツ③Facebookアカウントの解説は必須!

Facebook利用者は30代~50代が多く、親父アプリと揶揄されています。

若いユーザーの声も「私生活まで、会社の人に見られたくない・つながりたくない」という方が多いです。

しかし、IT系で人脈を広げるためには、最高のツールです。例えば筆者もFacebookで700人近い友人がいますが、その半数は、IT系の友人で、例えば打ち合わせで名刺交換して、この人とつながりたいと思えば、会議中に「Facebookやってます?申請していいですか?」と聞けば断られることはほとんどありません。

そして、今でも仕事の話の半分は、Facebookのメッセージで依頼がきます。また、自分が転職したり、あるいはFacebookでつながっている人が転職しても、そのままの関係をゆるくキープできるツールです。このことは、インターネットジャーナリストの佐々木俊尚氏も提唱しております。

親父アプリと揶揄するのはカンタンですが、今後数十年にわたるIT系の仕事で、人のつながりは非常に大切です。また年上ほど、Facebookアカウントを持っている可能性が高いのですから、自分から目上の人とどんどんつながっていくべきです。

コツ④ワードやエクセルが使えないとIT系では厳しいから覚えておこう

ワードやエクセルのスキルがないと、IT系で働くのは困難です。IT系というと、プログラムや、サーバーの設定などばかり思い浮かべるかもしれませんが、実際の作業は、仕様書やドキュメントを作ったり、編集する仕事が非常に多いのです。

もし、経験がないというのなら、こればかりは、スクールに通ったり、ソフトを購入し本を買って、克服する必要があります。苦手ならば、コストを支払いすぐに克服しましょう。

コツ⑤Twitterで情報発信してみる

できれば、覚えた知識は、SNSで発信してみると良いでしょう。なぜなら知識の体得とは覚えるだけより、使ってみたり、発信することで、真の知識となるからです。TwitterでIT系のつぶやきばかりをしていると、興味ある人や、面倒見のよいベテランが、フォローしてくれるようになります。

ただ、注意点は実名や所属企業名を出すと、発信にはリスクが生じます。慣れないうちは、実名を名乗らず、発信するほうが良いでしょう。

IT系は独立・起業しやすい業界

IT系は2つの理由で独立・企業しやすい業界と言えます。

一つ目は、ノウハウと経験があれば、需要が高い業界のため引く手あまたになります。筆者の知り合いにも、フリーランスのエンジニアがいますが、同じ仕事をしても、収入が2倍になったという話を聞きました。人手不足のため、スキルがあれば、フリーランスでも仕事に困ることはないと思います。

二つ目は、技術を売る時はIT系は仕入れが発生しないため、資本となる自分のスキルがあれば、リスクなくフリーランスになれたり、起業することができます。

このように、将来何かで独立したいという方には、IT系は独立するためのリスクが最も低い業界だと筆者は考えます。

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