ゲーム業界に就職・転職したい人が読むべき市場規模や平均年収まとめ

「専門学校を卒業したら、ゲーム業界に行きたい!」
「僕のプログラミングスキルをゲーム業界で活かしたい!」

デザイナーや、開発スキルを持っている方は、将来そのスキルをゲーム業界で活かしてみたいと考えてはいませんか?現在のゲーム業界は、スマホゲームが中心です。

スマートフォンの普及とともに利用者が一気に増えており、業界としては収益も安定しておりますが、ゲーム業界各社の売上はヒット作に依存しやすい傾向があります。そして仕事は、ゲームが好きというだけではつとまらず、モノを作ること、成果を残すことにこだわりがある方に向いている業界でしょう。

本日は、インターファクトリーで、シニアアドバイザーを担当している筆者が、ゲーム業界について解説いたします。

日本のゲーム業界の市場規模は1兆5,686億円!

まずは、下記のグラフを見てください。ゲーム誌「ファミ通」を発行している株式会社G’zブレインから販売されている「ファミ通ゲーム白書2018」から引用したグラフです。

◆2017年度までの国内ゲーム市場規模の推移

引用先:2017年の世界ゲームコンテンツ市場は前年比約2割増、デジタル配信が9割を占める 『ファミ通ゲーム白書2018』が6月25日に発刊

このグラフを見ると緑色の「オンラインプラットフォーム(スマホアプリ等)」の割合がどんどん増えていることがわかります。

一方で、紺色の「家庭用ソフト」ピンク色の「家庭用ハード」の割合が下がってきていることがわかり、現在のゲーム市場はスマホアプリが中心であることがわかります。

2017年に家庭用ハードが盛り返した理由は「Nintendo Switch」の販売によるものです。2017年に世界で1505万台売れております。

では、国内のゲームアプリ(スマホ)市場規模の推移を見てみましょう。

1兆円を超えた、スマホアプリのゲーム市場

下記も同じく、株式会社G’zブレインから販売されている「ファミ通ゲーム白書2018」から引用したグラフになります。

引用先:2017年の世界ゲームコンテンツ市場は前年比約2割増、デジタル配信が9割を占める 『ファミ通ゲーム白書2018』が6月25日に発刊

ゲーム市場が成長している一番の要因は、スマートフォンの普及によるものであり、スマホの普及前にはゲームをやらなかった、社会人や主婦層も手軽にゲームを楽しめるようになったため、ゲーム人口が爆発的に増えました。ただし、スマホアプリへの過度の課金が社会的問題にもなっております。

参考記事:なぜ止まらない?子どものソーシャルゲーム高額課金問題

こういった影響は他産業にも現れており、特にパチンコをやる人が激減しており、パチンコからスマホアプリの課金へとユーザーが流れているからです。

このように、スマホアプリ市場は、右肩上がりの市場ではありますが、課題もある業界なのです。

【ベスト33社】テレビ業界 売上高ランキング

少し前のデータですが、売上高ランキングが、下記のサイトにありましたので、データを引用して、解説してまいります。

データ引用先:ゲーム業界の動向・現状・ランキング等を研究-業界動向サーチ

◆売上高ランキングのベスト33(平成27-28年)

順位 企業 売上
1位 ソニー 1兆4797億
2位 任天堂 5044億
3位 バンダイナムコHD 3179億
4位 スクウェア・エニックスHD 2141億
5位 セガサミーHD 1988億
6位 ネクソン 1902億
7位 ガンホー・オンライン・エンターテイメント 1543億
8位 ディー・エヌ・エー 1437億
9位 コナミHD 1326億
10位 コロプラ 723億
11位 グリー 698億
12位 カプコン 525億
13位 マーベラス 318億
14位 コーエーテクモHD 249億
15位 gumi 214億
16位 Klab 209億
17位 ハーツユナイテッドG 150億
18位 Aiming 121億
19位 アカツキ 59億
20位 トーセ 55億
21位 ユークス 52億
22位 アエリア 41億
23位 モブキャスト 39億
24位 日本一ソフトウェア 36億
25位 マイネット 29億
26位 カヤック 20億
27位 サイバーステップ 17億
28位 エイティング 16億
29位 日本ファルコム 15億
30位 エディア 12億
31位 クラウドゲート 7.5億
32位 ガーラ 4.6億
33位 エクストリーム 3.7億

1位のソニーは、「PlayStation4」の売上は下がっているものの、オンラインでのソフト販売や、有料会員の増加で売上を確実に伸ばしております。ソニーグループの中でも、ゲーム産業は稼ぎ頭であり、PlayStationは今やソニーを代表する商品です。PlayStation4は販売から5年を過ぎており、次世代のプラットフォーム開発が期待されております。

2位は任天堂です。昨今では家庭用ゲーム機の「Nintendo Switch」の大ヒットに注目があつまりますが、2015年にディ・エヌ・エーと業務提携を行い、任天堂のIP(任天堂の人気キャラクターなどの著作物intellectual propertyの略)を利用したスマホアプリの参入や、2016年に大ヒットした「Pokemon GO」など、スマホアプリへの進出もしております。

スマホアプリにおいては「マリオ」や「ポケモン」などのIPを利用して、参入を果たす一方で、Nintendo Switchでは、新しい体験をユーザーに提供し、家庭用ゲーム市場も盛り上げるなど、ゲーム市場において盤石ではありますが、今後は連続してヒット作品を出すことが求められます。

7位のガンホー・オンライン・エンターテイメントは、あのメガヒット「パズドラ」を産んだ会社です。パズドラはリリース後、営業利益が前年比で75倍になり、会社の規模感が一気に変わりました。ここまで短い期間で成長をとげれるのも、ゲーム業界ならではです。

参考記事:パズドラ絶好調のガンホー四半期決算、営業利益が75倍に 6月には株式分割も

そして、ゲーム業界では、業界再編が繰り広げられており、有名なところではスクエアエニックスや、バンダイナムコが経営統合を行っており、お互いのIPを利用した経営戦略や、あるいは競合同士が販売時期をかぶらないようにするなど、戦略は様々です。

ゲーム業界の平均年収は610万円くらい?

ゲーム業界の平均610万円と比較的高めです。とくに大手のゲームメーカーで、ゲームクリエイターのキャリアを積めば、1,000万円以上も可能です。

しかし、その一方でゲームクリエイターは、労働時間が長く激務であることで有名です。そのためフレックスタイムや、裁量労働制が適用されていることが多いのです。

ゲーム業界の将来性や課題

ゲーム市場の中心は、今後もスマホアプリであることは間違いありません。そして、スマホアプリ市場も安定期に突入しており、収益が安定している業界といえます。一方で各社の収益は、ヒット作品に左右される面が強く、また「この会社はヒット作を出すノウハウがある」という会社はなかなかありません。

パズドラ、モンスト以降、「ガチャ」で課金するモデルでヒットが出ておらず、現在のダウンロードランキング上位には、海外のゲーム会社が並んでおります。日本のユーザーも、ガチャで課金するゲームに飽きてきているのかもしれません。ヒットを出すには、過去の成功にとらわれず、全く新しいゲームが必要なのかもしれません。

ゲーム業界でキャリアを積むなら、やはりヒット作に携わることが、キャリアアップの上でも非常に重要になってきますが、大手だからといって、自分の担当がヒット作を生む出す保証はありません。こればかりは、社内でも有力なゲームプロジェクトに携われるように、社内で動いていく主体性や社内コネクションを作るコミュニケーションスキルが必要になります。

他業種からのゲーム業界への転職は可能か?

ゲーム業界ではなくても、プログラマーなどの開発経験があれば、人手不足の業界でもあり、転職は可能です。しかし、ゲーム業界では30代後半の求人は皆無に等しく、ゲーム業界への転職を考えているなら、20代でチャレンジした方がよいでしょう。

まとめ!こんな方がゲーム業界に向いている!

まず、ゲームが好きなこと!と思われるかもしれませんが、気をつけなくてはいけない点があります。仕事はゲームを作ることであり、ゲームで遊ぶことではありません。

ゲームは、仕事の成果を残すことができる業界です。ものづくりが好きな人には大変向いているでしょう。

参考記事:ゲーム業界に対する適正 【TegeYoka.com】

そして、非常に厳しい業界でもあります。休日出勤も当たり前のようにあり、正月やゴールデンウイークなども仕事をする可能性があり、そういったものを犠牲にしてでも、モノづくりに没頭できる方が、ゲーム業界には向いているでしょう。その覚悟がなければ、他の業界を検討した方が良いでしょう。

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